オフショア開発とは

オフショア開発とは

「Win・Win・Win」相関図

本来日本国内でやるべき仕事を、人件費等の安い海外の国で行うことを云います。
日本国内では、従来、ソフトウエアの開発などの業務に関して、LCC (Low Cost Country)に業務を委嘱することによって開発コストを低減される手法がとられてきましたが、一方、ものづくり系・製造業の開発業務においては、海外展開は積極的には行われてきませんでした。

その理由は、開発業務は会社の外に出すべきではない(まして海外に出すべきではない)という考えがあったからでしょう。
製造業の作る製品がグローバルな競争にさらされ、開発コストの低減は重要な課題となりましたが、それと並行して存在していたもう一つの問題は、次第に深刻度を増していき、いっそう重要な問題とみなされるようになりました。構造的な少子高齢化による技術者不足の問題です。

私たちの働き方は、みんなが同じ場所(会社)に集まって仕事をすることが常識となっているため、技術系の人材を求めるときに苦労してきました。「その技術・そのスキルを有する技術者」であり、なおかつ「安い金額で採用できる人材」が、たまたま近くにいて(あるいは引越し出来て)会社に通勤できる、という条件の一致が必要だからです。

オフショア開発の優れている本質的な意味は、グローバルなテレワークであり、「同じ場所で働かなければならない」という条件を取り外すことによって、貴重なスキル・経験を有する技術者を採用できるようになるのと同時に、コストの低減が実現できることです。

プラン比較:FOCUS
vs 2.0DIFFUSION

Difference1

機密情報が漏洩しないか。

きわめて意図的な悪意があり、かなりコンピュータ・ネットワークに詳しい人が関わったとしても、お客様の機密情報は流出しません。スーパーコンピュータや量子コンピュータを使って暗号化のカギやパスワードを探す場合はともかく、通常の使い方では万全のセキュリティ環境と云えます。
日本の仕事を行うエンジニアには、administrator権限がなく、不適切なソフトウエアをインストールしたり、必要なソフトウエアをアンインストール出来たりしません。ワークステーションのデバイスはロックされ、USBメモリや光学ディスク、SDカード、外付けHDDなどで情報を取り出すことが出来ません。
インターネットは制限され、業務遂行に必要なURL以外は繋がらない仕組みです。違法ダウンロードができるサイトやワークステーション内の情報をアップロード出来るサイト、AmazonやYouTubeなどは全て接続できません。
メールも制限され、機密情報である図面ファイルなどを添付したメールを第三者に送信することは出来ません。あらかじめ指定したお客様の担当者にしか送信できない仕組みです。

また、HDDは暗号化がかけられており、万一ワークステーションが盗難されたり(机とPCはチェーンロックで固定)、HDDユニットだけ取り外されて他のPCに接続されたりしても、HDD内の情報は誰も読むことが出来ません。加えて、日本側およびベトナム側の弊社技術担当によるチェックが定期・不定期に行われます。

Focus
FOCUSでは開発ルーム内の業務となりますので、開発ルームや建物自体のセキュリティが加味されます。開発ルームには入室制限がかかり、専属エンジニア以外、指紋認証ドアロックを解錠出来ません。スマホ預かりBOX、監視カメラ、建物入り口には24時間警備が付きます。

Difference2

(日本語での)打合せが
上手くできるか。

仕事の指示を出したり、内容を理解したり、分からないことを質問したり、という業務上必要な日本語コミュニケーションは十分に行うことが出来ます。過去に日本企業にいて上司が日本人だったり、毎日テレビ会議で日本人担当者と話をしていたり、あるいは数年間日本に滞在し日本のメーカー勤務経験があったりします。日本語の出来るエンジニアは、CV(履歴書・職務経歴書に相当)も(漢字交じり)日本語記載です。程度の差はあれ、JIS基準を知っていて、CV内にはKAIZENやHO-REN-SOU、5S、POKA-YOKEなどの言葉も見られます。日本語が話せるエンジニアはほぼ間違いなく「日本の会社にいた」人であり、そういう意味では、日本語のコミュニケーションのみならず、日本の会社での常識的な振る舞い方、ビジネスマナー、報告や相談、メール・文書などの読み書きに慣れています。

また、コミュニケーションツールは単なるテレビ会議ではなく、資料の共有と編集、書込みなどが双方から可能です。資料とは、CAD/CAM/CAE, word/excel/pdfなど全てのアプリケーションソフト・ファイル何でもよく、3Dモデルを回転・拡大して分からないところを質問したり、確かめたり、指示を出したりすることができます。

日本とベトナムであれば、4,000km以上離れており時差も2時間ありますが、ほとんどストレスを感じることなく、まるで同じ部屋の中で一緒に働いているかのような感覚で、業務上の打合せを行うことが出来ます。このコミュニケーションツールは、打合せ用のPCを別途用意するのではなく、オフショア開発のご担当者様が設計業務を行っているPCにインストールして使う場合がほとんどです。

Focus
コミュニケーションツールのアカウント数は2です。日本側が1、オフショア側(日本語の出来るリーダー)が1を使い、日本側担当者とオフショアリーダー間で打合せ、その後、リーダーからメンバーに打合せ内容を説明という流れです。
2.0 Diffusion
DIFFUSIONでは、チームメンバーが1ヵ所に集まらず、各々の自宅にて業務を行うため、人数と同数のアカウントを使います。コミュニケーションツールの画面には、参加者が2名であれば2名の、3名であれば3名の画面が出て、同時にチームメンバー全員が打合せに参加することになります。このチームの中に日本語のできるリーダークラスが1名のみであれば、日本側担当者とリーダー間の日本語打合せ → リーダーとメンバー間で打合せ内容をベトナム語などに翻訳、という方法になります。

Difference3

優秀なエンジニアを
採用できるか。

弊社はこれまで外国人エンジニアについて、相当数の採用実績がありますが、お客様の評価「期待以上」が圧倒的です。とりわけベトナム人エンジニアは製造業界での評価が高く、真面目で向上心が高く、日本人との相性も良いです。技術的な背景、スキルや経験のマッチを見ても、国内ではなかなか採用できないような経験を持ったエンジニア(日本・欧米・ローカルの同業他社や類似の業務経験者)が豊富に用意できます。

お客様はその中から、面接して、どの人を採用するか、自ら決めることが出来ます。 業務内容によって重視される部分は様々です。同種の設計経験、CADなど開発ツールの一致、機械や製品の類似性、材料や加工経験、日本人とのコミュニケーション、チームリーダーとしての経験など、それらをヒアリングしたうえで、お客様のニーズにマッチした人選が可能です。

オフショア開発プロジェクトに参画されるお客様から、「もしエンジニアを取り替えたいと思った場合は?」の質問がありますが、エンジニアの交代は可能です。ただし、これまでのところ、エンジニアに対する不満による入替はほとんどありません。

Focus
アールテクノの開発拠点は、ベトナムのホーチミン、インドのチェンナイにあります。 別の都市に住んでいる人がプロジェクトに参加するには、多くの場合、引越しが必要となります。
弊社開発拠点の近くに住居を用意し、そこからバイク通勤というパタンが多いです。
2.0 Diffusion
エンジニアによっては、家族の事情等で引越しが出来ないことがあります。
たとえば、CADmeisterを使った自動車ボディー外板のプレス金型設計の経験者が欲しいとします。そのエンジニアがハイフォンにいてホーチミンには引越しが出来ない、というような場合、FOCUSではこの人材を諦めるしかないのに対し、2.0 Diffusionではハイフォンの自宅にいるまま働かせることが可能です。そういう意味で、要件にマッチした技術者をピンポイントで使うことが出来ます。

Difference4

要求水準を満たす品質と
速さで仕事ができるか。

内容や教育方法にもよりますが、総じて期待以上のパフォーマンスを発揮します。手書き図面のCAD化、部品図の作成や3Dモデリングであれば、1ヵ月目から戦力となります。スタートしてから1年半で構想設計に進んだ実例もあります。
日本人の担当者と比較してどの程度のスピードか、品質か、などについてヒアリングした結果がありますので、詳細はユーザーアンケートをご確認ください。

Difference5

エンジニアの離職率は
高くないのか。

アールテクノでは、ベトナム・インドとも極めて低い離職率(4%程度)を実現しています。2019年に関しては、2.6%でした。
エンジニアの安定稼働は、オフショア開発プロジェクトの運用上、最大の問題です。製品に対する理解、素材の知識、製造との連携、設計ノウハウ、取引先の要求、など様々なことを身につけ、せっかく成長したエンジニアが退職してしまうと大きなダメージとなります。

会社制度、給与条件、福利厚生、各種サポート体制、健康診断、社員旅行、スポーツイベント・・・、またパソコンやインターネット、ソフトウエアのトラブル対応など、働く環境としての「居心地の良さ」を追求。ベトナムには日本・北米・ドイツなどの大手メーカーが数多く進出していますが、アールテクノを退職してこれらの会社に転職すると、はっきり労働条件・環境が悪化する、というくらいの手厚い待遇を用意しています。
一方で、エンジニアの継続には、お客様のご協力も不可欠です。分からないことを質問しても返信がない、コミュニケーションが取れない、仕事を与えてもらえない、また極めて作業的な単純作業ばかり何年も続く・・・となると、どんなに給与が高くても、エンジニア離職の原因となります。
エンジニアは仕事の面白さ、やりがい、技術者としての成長などを求めますので、ご理解・ご協力をいただきながら、さらなる離職率低下に努めていきます。

2.0 Diffusion
自宅で仕事をするテレワークであっても、アールテクノの社員であることに変わりはありません。社会保険も労働組合もイベントや忘年会等への参加も、すべて待遇面は開発拠点で働くFOCUSと同じです。
ベトナム人とインド人は、日本人に比して、家父長制的な色彩が強く、仕事以上に家族を大切にします。
両親の病気や子供の教育、家族そろって引越し(日本に来ることもあります)など、様々な可能性がありますが、そういう意味では、自宅で勤務する2.0 Diffusionの方が柔軟な対応が可能であると云えるでしょう。

Difference6

開発環境はどうするのか。

開発環境は全て、弊社で用意いたします。お客様には、まず「ベトナム・インドに何をやらせるのか」を決めていただく必要があります。たとえばCAE解析であっても、メッシュ作成のみをやらせるのか、ソルバーで計算までさせるのか。それによって用意しなければならないワークステーションやソフトウエアが異なります。3Dモデリングを行うとしても、製品の形状・大きさや自由曲面の有無などによりワークステーションのスペックは異なります。

開発に使うソフトウエアは、基本的には全てベトナムで購入する必要があり、日本のライセンスを使用することは出来ません。同じソフトウエアでもヴァージョンやモジュール構成、チューニング有無など日本と全く同じ環境をベトナム・インド側で構築します。

また、セキュリティ環境、コミュニケーションツール、ファイル転送クラウド、遠隔操作ツールなども用意し、日本や現地の技術スタッフが常にPC内を監視・チェックできるようにします。停電対策のUPSや、打合せ用のwebカメラ・ヘッドフォン、予備のマウス、(図面印刷の必要がある場合は)プリンター・シュレッダーなど、業務に必要な環境は全て弊社が用意いたします。

実際にオフショア開発の運用をすれば、Anti-virus softとインターネットセキュリティソフトの相性が悪くて不具合が発生するとか、CADのヴァージョンアップが古いOS上で干渉される、UPSのアラームが点滅する、冷却ファンから異音がする・・・など、ネットワーク・ソフトウエア・ハードウエアのトラブルは様々起こることを想定し、技術スタッフが日本にもベトナム・インドにもいて緊急時対応が出来る体制が整っていることも業務運用上重要です。
現状、弊社では、1,657本(もちろんすべて正規版)のソフトウエアと、284台のワークステーション・サーバーが運用管理されている状況です。

Difference6

業務量が
十分に確保できるか。

オフショア開発は常用型のため、仕事があってもなくても、支払金額は毎月発生します。
もし仕事があるときだけ依頼できる短期請負だとすると、技術的専門性の高い技術者を集めることが困難で、ごく簡単な仕事しか任せられなくなります。

日本の要求水準を満たそうとするならば、ハイクラスのエンジニアを正規雇用し、継続的に成長させる以外の方法はありません。もちろん100%開発系の仕事である必要はなく、設計の仕事がないときは、エクセルやパワーポイントを使った資料の作成をさせることも出来ます。

弊社のオフショア開発は、Focus, 2.0 Diffusionともに最小の契約は、「1年契約」かつ「1名」となります。短期間の外注と常用のオフショア開発で、1年間の総費用を比較してください。
貴社専属(他社の仕事を行わない)のメンバーによって構成されるオフショア開発は、貴社製品や技術・顧客をよく理解している設計部門のサテライト・オフィスのような存在です。コストの単純比較というだけでなく、そうした定常的な開発パワーを所有することの意味について、ご検討下さい。

Difference7

社内でオフショア開発の
担当者を割く余裕がない。

お客様のご担当者様がベトナム・インドのチームに指示を出す、という形態の他に、お客様に派遣するベトナム・インド人エンジニアがオフショア開発をコントロールするという方法があります。
この方法は、オフショア開発の参画とともに国内派遣1名の契約が必要となりますが、日本側担当者の手が離れ、派遣エンジニアに丸投げできるという意味では、大変使い易いやり方です。 国内の同じ開発ルームにいる外国人派遣エンジニアに、「これをやらせておいて」と指示すれば、彼が母語で現地のオフショアチームと話をし、仕事の指示や彼らからの問合せ対応が出来ます。
オフショア開発はいずれにしても、いったん立ち上げてしまえば、あとは非常に楽が出来る仕組みです。

メンバー増員などに伴う教育も日本側からではなく、現地のチームメンバーが新規参加メンバーに教育します。
作業的な仕事でスタートしても、やがて設計の意図が分かるようになり、自分たちで仕様を決めるなど「考える」仕事を任せられるようになります。
機械要素の選択、要件定義、構想設計、仕様や形状の検討・・・そういった考える仕事にシフトしていくと、数年後にはほぼ丸投げできるチームに変貌します。

「もっと利益が出るような設計をして!」・・・ここまでできることが一つの目標ではないでしょうか。
そう考えると、最初の立上にかかる労力はかけていただいた方が、将来的なリターンは大きいでしょう。

Difference8

来日させての研修はできるか。

研修にかかる手続き・準備・サポートは、すべて弊社で行うことが出来ます。
VISA関係、エアチケット、住居、備品、生活サポート、就業サポート、緊急時対応。研修期間はお客様のご相談に応じます。

自分の作成したNCプログラムによってマシニングセンタがどのように加工するのか見る、設計した機械要素からどのような機械が出来上がりどのように動くのか知る、日本に来てより上流の設計ができるようにトレーニングする・・・お客様によって目的・期間は様々ですが、弊社は研修が上手くいくように仕事以外の部分全てについて面倒を見ます。
来日研修は、ベトナム人・インド人にとって、大きなモチベーションとなります。日本側の担当者がたまにベトナム・インドにいって仕事を教えるとか、彼らを日本に招聘して一緒に働くなどすると、ますます帰属意識が高まり、業務的にも意識的にも前向きな効果が期待できます。

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